こんばんは!もちくんです!
いやー、あつい!!
夏ですね!みなさん!!
こう暑いとあれが増えます!!
そうです、熱中症!!
連日、熱中症警戒アラートなんて言葉も耳にしますがみなさんは元気に乗り切っていますか?
自分は熱中症になんかならないよ!
なんて思っていませんか?
いやいや、老いも若いもなるのが熱中症。
時には亡くなる方もいる怖い病気です。
今日はその熱中症に関して内科医の僕と一緒に学んでいきませんか、という内容です!
そういえば熱中症と熱射病の違いってなんだ?
熱中症の予防の仕方をもう一度勉強したい!
そんなあなたにぜひ読んで読んでいただければ!
よろしくお願いします!
熱中症と熱射病の違いとは?
熱中症は症状により1度~3度に分類されており、3度を熱射病と呼んだりします。
つまり、熱射病は熱中症の重症形というわけです!
それではそれぞれ詳しく見ていきましょう!
熱中症の分類
熱中症とは?
熱中症は暑熱環境における身体適応の障害によって起こる状態の総称とされます。
熱射病はその熱中症の重症形として、「意識障害、体温40度以上、発汗停止」という3主徴を伴うとされてきました。
しかし、大切なのは軽症であっても早期に異常に気付くということです。
重症化してからでは手遅れになることもあります。
ここからは軽症から分類を見ていこうと思います。
つまり、暑い時期にこういう症状が出てきたら注意ですよ!ということですね!
1度(熱痙攣、熱失神)
症状はめまいや立ちくらみ、生あくび、大量の発汗や筋肉痛などです。
1度の特徴は意識障害がない、ということです。
意識障害にも定義と程度はあるのですが、ここでは「いつもと違ってなんか変」という時点で、すでに意識障害と考えてください。
対応
1度の症状が冷所での安静、塩分を含む水分補給のおかげで改善傾向のある場合のみ、現場での見守りと応急処置で構いません。
つまり、それで治らない場合は迷わずに病院へ相談してください。
なんども書きますが早期発見、早期介入が重要です!
2度(熱疲労)
頭痛や嘔吐、倦怠感そして意識障害が出現します(「いつもと違ってなんか変」ってやつでしたね)。
対応
もちろん、冷所での安静、塩分を含む水分補給は必要ですが、こういった症状があれば迷わず医療機関に相談してください。
そして何より傷病者本人が判断するのではなく、周囲が判断する、ということです。
3度(熱射病)
意識障害や肝・腎機能障害、血液凝固異常など、検査上の異常所見も認めるような状態です。
対応
基本的には入院加療を検討します。
予防法
塩水はどうして必要なの?
熱中症の予防に、水分摂取が重要ということはみなさんご存知だと思います。
ですが、水分だけではなく、塩分も必要だという話も耳にしますよね?
なぜなのでしょうか?
実は、熱中症は水分とともにナトリウムなど電解質の喪失があり、ナトリウム欠乏性の脱水が主な病態だからです。
そのため塩分を摂取することでナトリウムの補給につながる、というわけです。
結局何を飲めばいいの?
僕がよく救急外来でおすすめしているのがこれです。
経口補水液と呼ばれていますが、飲める点滴とよく説明しています(笑)
ただ一点注意していただきたいのが、基礎疾患をお持ちの方。
心不全や腎不全など病気の中にはナトリウム、つまり塩分負荷がよくないものもあります。
ですので、基礎疾患をお持ちの方は主治医の指示を仰ぐようにお願いします。
まとめ
今日は熱中症について、熱射病という言葉との意味の違い、予防法についてお話をしてきました。
しかし、本当に覚えておいて欲しいのは、どんな人でもなり得る、ということです。
屋外のみならず、屋内でも熱中症になる方はいます。
実際、救急外来を受診される若い方達は「まさか自分が」という反応をされています。
そして何より早期発見に努めること。
自分もそうですが、周囲の方にも意識を配りながら、この夏をみんなで乗り切れるといいですね!
それでは今日はここまで!!
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今日もありがとうございました!!
また明日!!バイバイ!!
もちくん
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